ウォームエアリー:開発者は語る
2006年、12月某日。茨城県つくば市。
私たちは、セキスイハイム研究所であるつくばR&Dサイトにお邪魔しました。
この日お会いしたのは、開発者の三隅さん。
あったかハイムキャンペーンでおなじみ、ウォームエアリーについて、
開発秘話などをお聞きしました!
■ウォームエアリーのシステムが考案されたきっかけは?
まず、セキスイハイムの鉄骨住宅には大きな特徴があります。
それは、床下にできる大空間。
ユニット工法で作るセキスイハイムの鉄骨住宅は、
在来木造住宅と違い、構造上、柱がすごく少ないんですね。
だから、床下の基礎が少なく、広い空間ができる。
このスペースに暖房機を置き、
床から家まるごと暖めることができないかと考えたのが始まりでした。
■なるほど。今まで、この床下のスペースは何かに使っていたんですか?
そこが課題だったんです。
今までは風通しをよくするだけ、何かを置いたりはしていませんでした。
収納に使う、などの案があった程度だったんですね。
■その床下を有効活用できないか、と考えたわけですね。
そうですね。そこで今回、床下に、蓄熱型暖房機を入れました。
蓄熱型暖房機とは、中にレンガが入っていて、ヒーターが通っています。
深夜電力でヒーターがレンガを暖め、日中は自然放熱を行う。
とても効率的な暖房機なんです。
蓄熱型暖房機を選んだ理由は、2つあります。
1つめは、気流が発生しないこと。
ほら、エアコンのように風が出る暖房機って、女性が苦手としがちですよね。
2つめは、年間の電気代が安いこと。
夜間に蓄熱し、昼間はそれを放熱させる仕組みなので、割安な深夜電力を使うんです。
これで、昼間の3分の1程度の電気代で済ませることができます。
さらに、このシステムは割引制度も受けられるので、合算で安くなり経済的です。
■この蓄熱型暖房機は、セキスイハイムが独自開発されたものですか?
これは、一般のメーカーで販売されているものを、
床下に置くために当社がアレンジしました。
蓄熱型暖房機って、東北地方の家庭では一般的な暖房器具なんですよ。
■苦労した点はありますか?
販売当初は売れなかったんです。
価格が高かったからだと思い、価格を下げるため、材料の見直し等を行いました。
性能は同等に、価格をどう下げるか、頭を悩ませました。
他の床暖房と比べてもらえば、かなりお得な値段なのがわかると思いますよ。
それと、各住宅にウォームエアリーのシステムを搭載する際の
シュミレーションのソフト開発も行いました。ここも、苦労しましたね。
営業マン、設計担当者、誰でも使い易いソフトでなければいけないので。
■そんなソフトがあるんですね!
はい。セキスイハイムはいろいろなソフトがありますよ。
お客様が建てる前に実感ができるよう、邸別にシュミレーションするソフトです。
ウォームエアリーの搭載台数、光熱費、家の中の部屋別に温度帯も見れます。
木造住宅に床暖房を入れた場合の状態と、比較ができるようになっています。
■よく、従来の床暖房と比較されると思うのですが、
ウォームエアリーの一番いいところは何でしょう?
ウォームエアリーの大きな特徴は、部分的ではなく家全面が暖まるということです。
床暖房は、敷いているところだけですが、ウォームエアリーは家まるごとあたたまります。
冬は、暖かいところに閉じこもる閉鎖的な暮らしになりがちですが、
ウォームエアリーなら、開放的な暮らしが実現します。
セキスイハイムの鉄骨住宅は、ユニット工法による無駄が少ないつくりだから、
床下はもちろん、家全体に、吹き抜けなど大空間が作れます。
家全体が暖かいウォームエアリーなら、エアコンのように部屋を仕切って閉ざす必要がなく、
家族交流もしやすいですよね。
■開発者の三隅さんから見て、ウォームエアリーの完成度はいかがですか?
仕様、価格についても、メンバー全員が満足の仕上がりです。
構想段階から、作り上げてきたものですから、なんだか我が子のように感じてます。(笑)
できあがった時も、これはいい、っていう手ごたえがありましたよ。
完璧な仕上がりだと思ってます!
私もマイホームを持つ時には、必ず搭載したいですね。
